読書ノート、続かない理由
読書ノートを始めても、三日で続かなくなる。私も何度も繰り返してきました。理由は簡単で、書き方を難しく考えすぎるからです。読書ノートは、読んだことを残すためのもので、誰かに見せるものではありません。
続かない理由は、もう一つあります。書き始める前に「立派なノートにしなければ」と思うことです。ノートは、汚くても、字が下手でも、自分が読めれば十分です。
3行でいい、小さく書く
私が続けている工夫は、3行で書くことです。タイトル、読んだ日、そして感想を一行。この一行が書けなくても、日付とタイトルだけでもいい。書き続けるために、量のハードルを下げるのが一番です。
三行でも書けない日は、「面白かった」「つまらなかった」だけでも書きます。読んだ事実を残すだけで、ノートの役目は果たせます。
引用を一行、書き写す
忘れたくない文章は、一行だけ書き写します。引用を書き写すと、その本の空気が戻ってきます。引用の後に、なぜその一行を選んだかを、半分行けば十分です。私のノートは、引用と一行の感想でできています。
書き写した引用は、あとで読み返すと、その本のいちばん好きな部分を教えてくれます。引用を集めることは、自分の読書の好みを知ることです。
付箋と、その場の書き込み
読んでいる最中は、付箋を使います。気になるページに付箋を挟んで、読み終わってからノートを書く。その場でノートを開くと、読むリズムが崩れます。付箋を挟んでおけば、あとでページを開き直せます。
付箋は、色を分けると読み返しやすいです。心に残った場所は青、知らない言葉は黄色。ノートを書くときの目印になります。
読み返すための、作り方
ノートは、読み返すために作ります。書いたときは覚えていても、半年後に読むと忘れています。見返すと、その本を読んでいた自分の時間に戻れます。だから、日付だけは必ず書きます。
読み返すときは、最後のページから読むこともあります。そのときの感想が変わっていると、自分が変わったことが分かります。ノートは、読書の記録であり、自分の記録でもあります。
ノートが、本棚の続きになる
読書ノートは、本棚の続きのようなものです。読んだ本が並ぶ棚の奥に、読んだ時間が並ぶ。続けられたノートは、何年か後に、自分の読書の地図になります。